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小麦粉に含まれているグルテンについて!

2022.10.08

皆さんこんにちは🌞
普段の食事にパンやパスタ、ラーメンといった小麦を中心とした生活をしていませんか?
お米に比べると手軽に食べれるものですね。
そこで!
小麦類を日ごろから食べているとグルテンが体にどのような影響を与えてしまうのか、徹底解説していきましょう!

・グルテンとは?

主に小麦粉に含まれている、「グルテニン」と「グリアジン」という2種類のタンパク質で、こねることで絡み合って「グルテン」に変化します。
グルテンは食べ物をおいしくする反面、摂りすぎると体に悪影響となってしまします。
体にはどのような影響を与えるのか?
まずは、体の仕組みから少し説明しましょう。

消化吸収の構造

体の影響でまず知ってほしい情報として「脳と腸は繋がっている」ということです。
体内に侵入した外敵やストレスに対し、脳より先に反応するのが腸です。
胃から入ってきた食べ物は、まず小腸で消化を行い、内壁から栄養分を吸収し、全身の細胞に栄養が行きわたらせる働きをします。
腸の調子が悪いと不安感が増したり、脳がストレスを感じるとお腹が痛くなったりするなど、腸は脳に次ぐ多くの神経細胞があり、体内免疫に最も関わる器官であることから「第二の脳」とも言われ、感情にも深くかかわっています。脳内に存在し、前向きな気持ちを作り出す、幸せホルモンの神経伝達物質セロトニン」は、約90%が腸内で分泌されています。
また生活習慣病の改善にも腸の働きが関係していると言われています。その他、腸は「自律神経(自分の意思ではコントロールできない神経)」も大きく関わっています。
自律神経は大きく分けると「交感神経(活動時の神経)」と「副交感神経(休息時の神経)」の2つがあり、この2つがバランスよく働くことで自律神経の調和を保つことができるのです。
腸の働きが悪くなってくると、この自律神経にも影響が出て、うつ神経症を引き起こす要因となることもあります。

・グルテンが及ぼす体への影響、症状

グルテンのはラテン語で「」を意味する語源から付けられています。
小麦粉は水を含むとベタベタします。
この小麦粉に含まれるグルテンは消化されにくいタンパク質で分解されにくいため、便として身体の外に出ず、腸の粘膜の中に貼り付いて異物となってしまいます。
そして粘膜が弱くなってしまうと、腸や身体に異変が起こり始めます。
結果、粘膜が炎症を起こして腸内環境を悪化させます。
腸内環境が悪いと身体の様々な不調の原因になってしまうこともあります。

グルテンが引き起こす症状
グルテンアレルギーを持っている方や、小麦食中心の欧米で年々増加している自己免疫疾患のセリアック病グルテン不耐症過敏症)、年々増えていると言われるグルテンに対する過敏症の方は、グルテンを摂取すると小腸が過敏に反応して消化不良になり、吐き気痛み腸疾患などを引き起こす場合があります。
また過度に摂取すると、中毒症状を引き起こすことがありますので注意が必要です。
他にも「肥満・過敏性腸症候群(IBS)・消化吸収の低下による栄養失調etc.
なにを食べてこのように反応するかをご自身で把握する必要があります。

次は、グルテンが含まれている食品を見ていきましょう。

・グルテンが含まれている食品

グルテンが含まれているものはもちろん、小麦粉を使った食品になります。「強力粉・薄力粉・中力粉」を使った食品です。
代表的なものは「パン」です!強力粉を使用されているのでグルテン量は高いです。菓子パンや油で揚げたパンをたべてしまうと糖質と脂質過剰に摂取することになってしまします。
次にダイエット目的で食べている方が多いものでは「グラノーラ」です!大麦、ライ麦、オーツ麦などの穀物と、フルーツがミックスされた食品です。この内容でしたら体に良いもので含まれておりますが、種類によっては小麦粉と砂糖が含まれた商品もありますので隠れたグルテンに注意が必要です。
小腹がすいたときや間食として食べられているものは「ケーキ・クッキー」といったお菓子です!薄力粉を多く使われておりグルテンがたくさん含まれております。もちろんお菓子なので砂糖とバターをふんだんに使用されていますので糖質&脂質のオンパレードです。
他にも「ラーメン・パスタ・ピザ・うどん・そうめん・粉もん etc.」とあります。
これらを日ごろから控えていただくと良いでしょう。

現代の食生活ではなかなかこれらを控えるのが難しいため、小麦を控えるためにもグルテンフリーな生活を心掛けてみましょう!

・グルテンフリーとは

グルテンフリーは、その生活への影響から食意識の高い人々から支持されています。
そもそもグルテンフリーは、セリアック病患者の食事療法として開発されました。日本ではセリアック病患者は多くありませんが、小麦アレルギーを患っている人必然的にグルテンフリーを実践しています。そして、近年ではセリアック病や小麦アレルギー患者ほどではなくても、グルテンを摂取することでちょっとした倦怠感や頭痛を引き起こしてしまうグルテン不耐性の人が多くおり、気づかずに生活していることがわかってきました。

グルテンフリーのメリット
体質や肌質の改善が期待できることです。
グルテンが体質に合わないことに気づかずに生活している人は少なくなく、グルテンフリーを実践するだけで体調が良くなったり肌荒れが少なくなったと感じる人がたくさんいます。
また、依存性の高い小麦を摂取しないことにより、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できるとも言われています

グルテンフリーのデメリット
生活している中で、小麦が含まれる製品で溢れかえっており、グルテンを摂取しないようにすることはかなり難しいと言えるでしょう。
グルテンの摂取量を減らしただけでも効果を実感する人も多いため、ストイックにグルテンを避けるのではなく極力小麦製品を選ばない、という程度のゆるいグルテンフリーを実践している人がほとんどです。
そして、グルテンフリーの最大のデメリットは、おいしいものが食べられないということです。
パンやピザ、ケーキなどのおいしさの源は、グルテンです。グルテンの含まれない米粉パンや米粉のヌードルは、小麦のものと比べるとどうしても味が落ちてしまいます。
しかし、最近は加工技術が発展してきたこともあり、年々おいしいグルテンフリー食品が増えてきています。

・まとめ

健康的な生活を送るためにも小麦粉を控えた食生活がいいことが分かりましたね!
グルテンフリーの食生活を行うには日本食が手っ取り早いのかなと思いました✨
手間はかかりますが健康をもとめるのなら必要不可欠ですね!
ただし、みなさんはストレスの無いように、グルテンフリー週間を行ってみるのはいかがでしょうか?
小麦食品を食べたときの症状が当てはまる方は実際に行うと変化を体感できますので、今の食事を見直していきましょう!